現在、日本で行われるロングのトライアスロンは四つある。私が出場したのは、佐渡国際トライアスロンが最初で、2006年に完走を果たした。翌2007年には長崎の五島市で行われるIronman Japanに完走した。次の目標は鳥取県の皆生。2008年にエントリーしたが、2年連続してリタイヤに終わり、3回目の2010年、ようやく完走を果たした。残るは今回初エントリーした宮古島。
四つのトライアスロンの中で比較的難易度は高くないとされる宮古島、はっきり言ってしまうと完走は容易だと言われている。しかし、それでもロング、そんなに甘くはない。しかも、シーズン始めという冬場のトレーニングが必要とされる時期のロングだ。正直言って、私は冬のトレーニングはそんなにやんない。そんな私にとっては、別の意味で、敷居が高いロングコンプリートへの挑戦となった。
そんな個人的な想いとは全く別次元の重大な災害が日本を襲った。いうまでもなく3月11日の東日本大震災である。震災の被害はなかったが、数多くのスポーツイベントが中止になっていて、宮古島トライアスロンも実施か中止かで意見が割れたと聞く。ご存じのように復興支援の大会として実施されることになった。