[準備] [スタートまで] [〜10km] [〜23km] [〜33km] [ゴール] [余談]

23kmを超えたところで海岸線パートは終了。内陸部にコースを取る。

いよいよ、坂があるんだよな。いつものことだけど、コース図を頭の中に入れているわけじゃないし、それどころか事前にコースを調べもしていなかったので、漠然とそろそろだなと思い、びくびくと歩を進める。案に相違して、内陸コースになってもずっとフラットな道が続く。しかし、まだか、まだかと思っているのは結構不健康だよな。

24km5'46"
25km5'34"
26km5'34"
27km5'50"
28km5'42"
29km5'30"

怯えながら走っていたせいなのか、それとも、気にならない程度のアップダウンが影響していたのか、はたまた、単純に疲れただけなのか、28.1kmでトータルの移動速度が11.0km/hに落ちる。これは、たまたま写したGekoのショットが11.0km/hを示していた。それでも良く持った方か。予定では11.0km/hを割り込むのは25km付近かなと漠然と考えていたのだから。しかしまだ噂の坂をこなしていないからな。

30km付近にエイドステーションがある。そこはほぼ90度カーブで右に曲がっている。その右を見る。来た。これかぁ。先ずはエイドに立ち寄ってアクエリアスと水を一杯づつ手にとる。でも走ってみるとあっという間に終わってしまう。

30km5'36"
31km6'12"
32km5'34"

あっという間に終わってしまうと書いたけど、タイムは正直で31kmのスプリットはその前後の30秒増しになっている。そうしてみると24km、27km、28km付近もちょっとした上りだったんだな。なるほど、坂を上っているのにそのことを感じられないくらい疲れていたのか

エイドステーションには(主催者が用意する)公設のエイドステーションと観客というか地元の人が勝手連的に設ける私設のエイドステーションがあるらしい。で、この右側ではそういう私設のエイドステーションがあって、おにぎりとか配っていた。結構有名かつ人気のあるエイドらしく、カメラマンがそのエイドステーションに群がるランナーを撮っていた。そうすると、そのカメラマンを撮りたくなる。で、撮った。そのせいで、件のエイドステーションのショットは無い。撮る側が撮られるというショットを狙ったんだけど、実は私もカーブミラーの中に写っていた。「走っている人を撮っている人を撮っている人が、じつはミラーに写ってる」写真なんだ。

さて、忘れていたわけじゃないが、坂はどうなったのかな?ひょっとして、あれがそう?(そうだった)いやいや、こんなもんじゃないはず。きっとこの先にもっときつい坂があるんだ。30km付近の坂はプロローグみたいなもんなんだよな。こうなったら早くこい。なんて勇ましいことを思ってみたり(思うのだけは只だし、疲れない)しているうちに目の前に海が見えてきた。あれ?

33km5'45"
34km5'42"
[準備] [スタートまで] [〜10km] [〜23km] [〜33km] [ゴール] [余談]