スタート直後に上りがある。個人的にはこの坂が一番キツい。走り初めだからペースが分からない。トランジションであれだけ時間をかけたのだからというなかれ、自分がどの程度のペースを持っているのか分からないのにこの上りだ。目の前には人が一人。少しづつ近づいてくる。バイクがないので、膝はしばらく持つだろう。昨年、初めて走った時はアップダウンのキツいコースだと思ったけど、今日走ったらそれほどでもなかった。

沿道で応援してくれる島民の皆さん。

日差しが強いのに拍手して応援してくれる。感謝。こっちも元気が出る。

ちっちゃい子も一生懸命応援する。カメラを向けるとちゃんと気づいてくれる。

日射しが強いからね。日陰で無理せずに応援してね。

先にいる人の向こうに給水所がある。

給水所で水をもらう。前で待ち構えている子は紙コップを回収する。その先のポストを左に曲がる。

交番のあたりで西野さんに抜かれる。基本的には抜くことが多いけど、もちろん抜かれることもある。三人を抜いて一人に抜かれるくらいのペースかな？

西野さんのペースは速い。あっという間に見えなくなるというほどではないが、確実に遠くなる。

西野さんを追いかけて、マイフェバリットな下り坂。坂を下りきった先に見える海が気持ちがいい。重力に乗ってちょっと早めに下る。

その下り坂を下りきった所で応援してくれる親子。空が青い。

気分の良い下りの後には上りが待っている。楽あれば苦あり。おごる平家は久しからず、盛者必衰は世の習い。この上りおそらくこのコース全体でも斜度、長さともに一番キツいかもしれない。で、その坂の中腹に元気なおばちゃんが控えていて、くじけそうになる心を奮い立たせてくれる。

ふと後ろが気になって振り返ると、いた！オバ連No.6。ちょっと調子が良かったから追いつかれないかもしれないなぁとそこはかとなく淡い期待を持っていたけど、あっさり１周目に追いつかれる。トレーニングしているんだろうなぁ。どのくらいトレーニングしているかは最新刊のTJかなにかに寄稿しているはず。

上り坂が終わり、また下り。今度は長い長い下り坂。

オバ連No.6を追いかけて給水所。抜かれたけど、なんとかこのくらいの差でついていける。

右は公園、左に行けば松が下雅湯・足付温泉。で、正面は急な登り。この三つのうちから選べと言われたら一番遠慮したいのは正面。でも、しょうがない。その正面に行かなければならない。そういうコースだから。

もっとも、この急な上り坂にも応援してくれる人がいる。中腹で親子が、てっぺんで集団の応援団が待ち構えている。

ちょっと上って、右に曲がって、すぐ下る。正面に見えるのは式根島最大のお店（とパンフレットに書いてある）、おくやま。この店の前を左に曲がって、また上る。

ここで後２kmだったか１kmだったかの表示があるけど、ここからの１kmが一番辛い。というかつまらない。なんでかなぁと考えたら、応援の人がいないからなんだな。それほど、このコースどこにでも応援の人がいる。

１周目終了。給水所で水をもらい、２周目に入る。