大島トライアスロン大会(bike)

長い長い坂を上って後ろを見てごらん、誰もいないだろう。
長い長い坂を下りて後ろを見てごらん、みんなが上で手を振るさ。
よしだたくろう<イメージの詩>
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トランジションエリアの出口。右下の角から左上に伸びている黄土色の細い線が見えるだろう。このラインまではバイクに乗ってはいけない。腕だけ写っている人はバイク乗車を監視するマーシャル。


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乗車。前を横切っている黒いラインはSTIのシフトライン。アタッチメント代わりのフィルムケースが壊れてしまって、あたふたと準備したため、この程度の不具合はしょうがない。

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ここからバイクの周回コースに入る。左側はランのフィニッシュ。


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バイクのコースは海沿いの風光明媚な道を北上し、途中で右、右と曲がり、林の中の道を戻る。とりあえずは海沿いの北上だ。この道は気持ちいい。


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風は南。つまり海岸線を北上するときは追い風で、林の中を戻るときは向かい風になる。逆を考えると、どれだけ楽か分かるだろう。

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周回コースだから高低はプラスマイナス0となる。しかし、通常ならば、上りに時間がかかるので、どうしても上りのコースという印象を持つコースが多い(ヤマハのテストコースがそうだった)。新島のバイクコースは印象としてはフラット。で、この大島は気持ちのよい下りが多いという印象。

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このコースを3周する。

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1周目、新島ではほとんど抜かれることはなかったけど、ここではどんどん抜かれる。参加者が多いからね。おかげで、選手がいっぱい写っている。って、こんなことで喜んでどうする。

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ケイデンスは100をキープ。新島の後で、ケイデンスは120くらいがいいと聞いた。しかしまだ120も回すと腰が浮いてしまう。足がついていってない。そんなわけで、とにかく100を超えるようなケイデンスを維持しようと試みる。するとフロントは全周回インナーのままになってしまう。

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2周目に入る。海岸線でGPSの積算距離をチェックすると13km・・・「おかしいな。このGPS精度が悪いんじゃないか?」

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上の写真は大きな右カーブ。その直後に左カーブがあり、それを抜けて右の風景になる。左手前はエイドステーション、右の建物はトイレ。ランのときにはお世話になる人も結構いる。

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ここら辺はフラット、やや上りかな。

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水産試験場が見えてくる。

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右の白いブロック塀は水産試験場。ここから少しづつ上りになる。

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左は海岸線がずっと続いている。

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上っているけど、そんなにきつくない。

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この坂が、海岸線で、いや、コース全体でも一番急な坂だと思うけど、勢いで行ってしまう。

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ほら、もう頂上だ。

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そして、ご褒美の下り。ペダルを止めてしばし休憩(だから私はバイクが遅いのか?)。

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まだまだ下っている。最近新しくしたサイクルコンピュータはペダルを回さなくても、ギア比と速度でケイデンスを表示する。だから、漕がなくてもケイデンスは200を超えている。

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視界が開けて気持ちいい道。

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一生懸命ペダルを回している。

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しかし、しっかり抜かれる。

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そして、抜いた人はあっという間に見えなくなる。


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3周目の海岸線。もうトップグループはランに入っている。海岸線を進むうちにマーシャルに先導されたトップの選手が戻っていくのとすれ違う(ランのコースはバイクのコースの折り返し地点を往復するコースになっているのでこういうことがおこる)。GPSの示す積算距離は23km。だんだん不安がこみ上げてきた。ようやくことここに至ってひょっとしたら4周なんではないかという可能性に思い当たる。

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海岸線最後の上り。上りきったところに周回チェックがある。この周回チェックはランでは折り返しになる。

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見えてきた周回チェック。

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この周回チェックを受けたらすぐに右に曲がる。

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軽い上りになっている。

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先にはトンネルが見えて、その先に急な上り坂が見える。ちょっとげんなり。

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しかしその上り坂に行くことはなく、トンネルの手前で右折。


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3周か4周かマーシャルに聞こうと考え、コーナーの度に声をかけようと思っていたが、何となく果たせず、そのうちにこの飛行場沿いの緩やかな上り坂で、同じようなペースの選手が追いついてきたので思いきって尋ねてみる。「何周でしたっけ?」「4周」激しく落胆。「あぁ、やっぱりね」と、見ると私と同じようなペースの選手はリアがパンクしている。「パンクしちゃいました」と笑う。そして先に行ってしまった。あのホイールはもうだめだろうな・・・フレームまで影響しなければいいんだけど・・・(パンクした選手においていかれた自分は心配しなくていいのかな?)

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飛行場沿いの道はすぐに終わり、ここで右に曲がって林の中の道に入る。道はちょっと荒いけど、新島ほど酷い所はない。これは、伊豆大島のいい点。

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林の中を進む。このへんで給水タイム。

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その3周目の帰り。いつもよく会う選手に抜かれる。この人、私と同じレベルだったはずだが?いつもランで追いつかれて同じようなタイムでフィニッシュ(つまり連敗中)だけど、バイクでもう追いつかれるとは予想外。もちろん、あっさりと抜いていく。

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分岐が見えてきた。ゴールは左、周回は右。3周目に入るとき、みんな左にコースを取り、私は寂しく一人右に行くことを覚悟していたのに、みんな右に進路をとったので「へぇ、まだみんな周回を残していたんだ」と嬉しくなったものだが、4周となれば全く不思議ではない。

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この分岐から曲がり角までは意外と距離がある。だから間違えて別の方に行ってもコースを変えることはできる。

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4周目に入る分岐。やっぱりみんな左に行ってしまう。私は寂しく右にコースを採る。

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バイクコース周回の始まりの地点にランのゴールがある。そして、走り終えた人が応援に回っている。
4周目、それでも何人か抜いていく。ほっ、まだどん尻じゃなかったんだな。そうだった、そうだった。いつもこんな心配をしていたんだ。

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バイク4周終了。ようやく左に進める。右に行く人は誰もいない。降車地点でバイクを降り、ランの準備をする。

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バイクラップは1:37'11"。完走290人中281位。堂々のワースト10入り。通過時間は2:11'04"。290人中265位。


もう一度swim編↔次run編