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第13回新島トライアスロン
SWIM 1.5km
新島に着いた。台風一過、快晴とは行かないが、まずまずの天気。心配されていた海も、多少はうねっているけど、これならスイムも行われるだろう。
スイムコースはフェリーが着く港の横。そんなわけで、新島に着いたフェリーからスイムコースを写した。
12:30。入水チェック始まる。これ、まちがってもじゅすいちぇっくと読んではいけない。にゅうすいちぇっく、こう読む。
チェックというからそのあとまたここに戻ってこれると思ってはいけない。いったん砂浜に降りたら、そのまま開会式が始まり、スタートとなる。
写真は入水チェック開始で一番にチェックに向かう選手。水は冷たそう。このスタート点から右に泳ぎはじめ左から帰ってくる。
トランジションエリアからスイムコースを臨む。スイムコースを赤線で示してみた・・・って、見りゃ分かるか。左の方のスタート地点から右手前のブイを目指して泳ぎ、そこで左に曲がって、テトラポットをかすめて、沖のブイに進む。沖のブイからはスタート地点に戻って、そこで終わり・・・じゃない。あと一周。計二周して 1.5km。
気温は19°水温も19°。そんなわけであまり冷たいとは感じない。いつもは泳ぎ始めて、こんな大会にエントリーしたことを後悔するのだが、今回はその後悔を1週間前の練習のときにすませていたせいか、ただ一心に泳げた。考えていることは「掻いちゃだめ、撫でるだけ」。あとは周りを見て、ヘッドアップでコースを確認している人を見つけて付いていく。自分で確認すると辛いからね。でも、そんな人はたいてい私より速いので、すぐにコースをロストする。
1周目終了。赤いスイムキャップ(4分後スタートの組)がちらほらといるけど、その大多数は黄色いキャップ。まずまずのペース。トップレベルからは確実に4分以上はなされていることはさておいて、とにかく足が無事なのがありがたい。昨年はスタート直後に足が攣ったからぼろぼろだったんでね。
そんなわけで、無事スイムを終えて、トランジションエリアに着く。と、スイム会場を見るとまだ泳いでいる人がこんなにいっぱい(というほど多くはないが)。ゴミのように・・・失礼、芥子粒のように・・・これも失礼だな・・・見えるのが人の頭。クリックして拡大できるようにしよう。昨年はホントに最後の方だったから、振り返ると誰もいなかった。つまり私も芥子粒のひとつ(それも最後尾の)だったんだな。それを思うと、ちょっと嬉しい。
スイムの所要時間は32'35"。79位で通過。
BIKE 35km
ゆっくりストレッチをして、バイクを押していく。この写真ピンぼけだけど、自転車乗車/降車と書いてある。ここまではバイクに乗ることができない。この看板を超えて、すぐにスタート・・・できない。今回実戦投入したばかりのshimnoのサイクルコンピュータが節電モードに入っていて動かない。これが動かないとギアも分かんないし、ケイデンスも分からない。これを動作モードにするのに一苦労。こんなはずじゃないんだけどな。教訓、初物をレースに使うのはやめよう・・・でも使っちゃうんだよね、つい。嬉しいから。このもたつきの間に虎吉さんに抜かれる。
よたよたと走り始める。トランジションエリアからバイクの周回コースに向かう直線。この短い間でも、結構抜かれる。
抜いたバイクはあっという間に見えなくなる。
周回コースに入る。パイロンから周回コースだ。1周目を終えたら、この右側からこのコースに戻る。
周回コースに入ったらすぐに、左に曲がる。
左に曲がったら、海岸線沿いにしばらく走る。
海岸線だけど、フラットじゃない。上がったり、下がったり。でも、まぁフロントをインナーに落とすほどではない。スタートからしばらくフロントはアウターで推していく。
バイクの折り返しが見える。ここで、180°引き返す。ほんとはもう少し先まで行ってからUターンとなっていたが、数年前の地震で崖が崩れて、手前のここでUターンとなった。そのせいで、この新島トライアスロンのバイクコースは本来40kmのところ35kmしかない。
海岸沿いの道を戻る。たいていここでボトルから水を飲む。このまままっすぐ、先ほど左に曲がったところまで戻る。そこに戻ったら、また左。走る道は新島本道。
新島本道は島の中心の道。島にふたつしかない信号はそろってこの道の途中にある。そのひとつ目の信号を右に曲がったところ。島の中心の道を交通規制しているため、島民のみなさまの迷惑はこの上ない。こんな風に応援するしかすることがない・・・なんて斜に構えることもないよな。ホントに暖かい声援を送ってくれる島民の皆さん。この先ではちっちゃい女の子が飛び跳ねて、全身で応援してくれる。
ふたつ目の信号を通り過ぎ直線の上り坂。昨年はここの向かい風は強かったけど、今年はそんなこともない。また抜かれる。というより、意外なほど抜かれない。スタート直後に何人かに抜かれたあとはずっと一人旅。もちろん前にも追いつかないが、後ろもなかなか追いついてこない。
とはいうものの、抜いた人は、あっという間に小さくなる。
あぁ、もうこんなに小さくなっている。この先、新島本道をそれて、右に曲がる。
高速90°コーナー。といってもこの先、ちょっと道がバンピーなのと砂がうっすら浮いているような感じなので私はそんなに飛ばせない。
そんなわけで、バンピーな道ではシャッターを切る余裕もなく、その終点に、また砂が浮いてスリッピーでかつ90°右に曲がるという恐ろしいコーナーが待っている。選手とボランティアの人は気づくだろう。だからこの写真は当日の写真ではない。
で、曲がったところにこのようなオブジェが見える。そうここはサーファーのメッカ、羽伏海岸なのだ。
後半はこのような道が続く。防風林の中の細い道。左は海で、右には飛行場がある。
応援も少ない。所々、分かれ道にコースをミスしないように係の人が立っている。この係りの人は一生懸命応援してくれる。
シャッターを押したときはそれだけの理由があって押したんだけど、見返してみると、代わり映えのしない風景が続く。このような直線を直角カーブで繋いだコースになっている。で、その直角カーブの前はブレーキングやらでシャッターを押す余裕がないので、こういう代わり映えのしない映像が続く原因となっている。
応援の人は少ないけど、いないことはない。とくにコーナーの誘導員兼応援団は元気だ。三三七拍子をずっと続けてくれたり、ペットボトルで作った・・・なんていうんだろう、あれ、で応援を続けてくれる。ある意味では選手よりつらいかも。申し訳ないけど、そういうボランティアの人が配置されているのはコーナー。シャッターを切る余裕はない。
緑のアーチ。抜いていく人。写真はピンぼけ。
誰がこう呼びはじめたのか、頂上決戦。新島のバイクコースの中で一番の難所?がここ。インナーでローまで落とすのはここくらい。それどころか、ダンシングだってしてしまう。正直たいした坂でないように思うんだけど、
このあとも、しばらく緑の中を走ったら、いきなりきれいな道に出る。なぜ写真がないのか?道が洗濯板のようになっているんで、ハンドルから手がはなせないんだ。きれいな道では、・・・これが最高速の出るポイントなので、ついついがんばってペダルをまわしてしまう。終わってみると、ここの写真もなし。来年は撮ってくるからね。
きれいな道だけど、途中で左カーブがあって、その直後ギャップがあってドンとくる。それが終わればお楽しみの最高速区間だ。応援もまた増えている。最高速区間の最後がT字路になっている。右に曲がれば、先ほどの周回コースへの合流。
2周目に入る。そろそろ本腰を入れてペダルを回さんと・・・と、いつ頃からか、カメラがお辞儀をしている。ギャップの度に下を向く。ありゃ、取り付けた台座のねじが緩んでいる。あぁ、だんだんお辞儀が深くなる。地面を撮ってもしょうがないのに・・・このままぶらぶらしている分にはかまわないけど、このままじゃこれ取れるんじゃないか?・・・えーい、しょうがない。バイクを止めて、取り付けた台座ごと、サドルの工具入れに仕舞う。抜いていく人は、「頑張って」と声をかけて通り過ぎるが、こんな情けない理由で停めているとは思うまい。
3周目の高速区間。ここで記念すべき出来事が。前を走るバイクに声をかけたのだ・・・「右から抜きます」って
3周を終えたら左に曲がって(曲がり角の左右を分けるパイロンは取り去られている・・・つまり私の後ろで3周目に入る人はいないってわけね)トランジションエリアに戻る。
バイクラップ1:31'18"。バイク順98位。通過は95位。
トランジションエリアに戻り、バイクをラックにかけ、着替える。昨年の大島ではバイクのパンツのままランをしたせいもあって走りはじめたらすぐに痙攣に襲われた。だから、着替えて、ストレッチをして、時間をかける。サドルバックに仕舞っていたeyeplate megaを取り出してポケットへ。準備はいいかな?じゃいこう。最後の10kmのランへ。
RUN 10km
ランのしょっぱなで、いきなりきつい上り坂。チェックポイントを通過し、坂の途中で給水。すぐに一人抜く。今度は二人くらいに抜かれる。
途中で、オブジェがある。ここで上り坂が終わるという感じ。しかし、曲がり角を曲がるとその先にまた上りが見える、めげる。
坂を上り終えたら、平坦な道。しかしここで膝に違和感が・・・バイクで思いペダルを踏みすぎたのかな、ただでさえ遅いペースを落とす。
ずずっと、進んで、折り返し地点。この先にはバイクのコースのラストの快速区間。
折り返したあとはグランドをぐるりと回り、戻る。途中から左に曲がり、来た道をそれる。この先には海がある。
海が見えてきた。ここは間々下海岸。左は新島のガラスアートセンター、右は間々下温泉、温泉ロッジ。
ずんずん下る。
特徴的な建築物が。ギリシャ風の建物に見えるのは露天風呂。浜の湯温泉だっけか、でもみんなパルテノンと呼ぶ。
パルテノンの横を走る。
応援してくれる中学生
フェリー乗り場に近づいてくる。この物体にも名前がついている。なんだったけかな?風のなんとかだったと思うが・・・
また抜かれた。
2周目、上り。またおいていかれる。
折り返してくる人たちはゴールが近い。私もあともう少し。
海が見えてきた。もうすぐゴールだ。
ゴール!
ランの順位は79位。所要タイムは58'48"となんとか1時間を切った・・・ってこんなんばっかりや、私は。で、トータルのタイムが、3:02'41"・・・ありゃ、3時間をちょっと越えてしまった。で、総合順位は92位。完走したのは全部で108人。